
2026年1月20日に、私の母校でもある宇佐市立長洲小学校にて、竹の貯金箱作りを行いました。2月6日には、豊後高田市立高田小学校で土手形アートを行い、子どもたちと一緒にものづくりの時間を過ごしました。今回は、その様子をブログでご紹介します。
長洲小学校で行った竹の貯金箱作り
今回、竹の貯金箱作りに参加してくれたのは、長洲小学校の1・2年生の児童とその保護者のみなさま。竹は、私自身が竹林整備で伐採してきた竹を使用しました。貯金箱の形まではあらかじめ準備し、親子で思い思いのイラストや文字を書き入れてもらいます。完成したときの子どもたちの反応を想像しながら、当日を楽しみにしていました。

親子でいっしょに、世界にひとつのアート!
これだ!という自分の竹を選んだら、いよいよアートスタートです。油性ペンやポスカなどの水性ペイントマーカーを使って、貯金箱に絵や文字を描いていきます。子どもたちは好きなキャラクターやスポーツブランドのロゴ、かわいい記号や自分の名前など、自由に描き込んでいきました。「ママ〜ちょっと押さえちょって〜!難しいところ描いて〜!」なんて、親子でわいわい賑やかにアートを楽しむ姿が見られました。そして、ポスカの鮮やかな発色には、思わず感動!竹の落ち着いた色味とのコントラストもきれいに出ていて、ほっとひと安心しました。


伝統の大工仕事に挑戦!
時間が少し余ったので、私の本職である大工仕事について、少しだけ講座を行いました。今はほとんどレーザーを使うのですが、家を建てるときの直角の出し方は、昔はこうやっていたんだよ!と子どもたちに説明したり、一緒に実践してみたり。少しだけのつもりが、本職ゆえに熱が入ってしまい(笑)先生に「坂本さん、そろそろ時間が……」と言われるくらい夢中になってしまいました。長洲小学校のみなさん、とっても楽しい時間をありがとうございました。貯金箱にたくさんご縁玉を入れてくださいね( ◠‿◠ )

高田小学校で行った土手形アート
お次は、高田小学校の6年生と一緒に、卒業記念の土手形アートを製作しました。あらかじめ作っておいた枠組みの中に、宇佐市の田んぼから採ってきた土を入れ、表面をきれいにならします。そのあと、手のひらをギュッ!と押しつけて、手形をとっていきます。

同じ作業なのに、それぞれの個性いっぱい!
では、「はじめ〜!」の合図とともに、思いっきり土に手をつっこんで大胆に塗りつけていく子もいれば、土に手を入れるのを躊躇して、少しずつ塗り重ねる子もいます。同じ作業をしているのに、ほんとうに十人十色。ほんの少しの凸凹もフラットにしたかったり、たっぷり盛り付けて豪快に仕上げたり、それぞれの個性が出るのも、この制作の楽しいところです。最初は戸惑っていた子も、土の触り心地の気持ちよさに気づくと、ニコニコ楽しそうに作業してくれます。その様子を見ていると、こちらもうれしくなってきちゃいます!

手形で完成!卒業アートのラストスパート
土を盛れたら、いよいよ手形をとっていきます!片手をぎゅ〜〜っと押し当てて…実はしっかり手形をとるには、結構力が必要なんです。子どもたちは、もう片方の手で自分の手をぎゅ!ぎゅ!と土に押しつけて、上手に手形をとっていました。中には、手が真っ赤になるまで力いっぱい頑張る子も!
でもそのおかげで、とってもきれいな型がとれていました。余ったスペースには指で名前を書いたりして、ここでも作品に個性が光っていましたよ〜!

土の力ってすごい!ちょっと講座も
今回、手形アートに使用した「土の力」についてもお話ししました!調湿作用を確かめるため、土に霧吹きでシュッシュッと水をかけると、土がすぐに水を吸収してどんどん乾いていく様子に、子どもたちはまるで通販番組を見ているかのように「おおお〜〜〜!」と大興奮。消臭効果も体験してもらいました。瓶にコーヒー豆だけを入れたものと、コーヒー豆+土団子を入れたものを嗅ぎ比べると、その違いに驚きの声があがります。
さらに、冷やした土団子は触るととってもヒヤヒヤ!土壁にすると、夏はエアコンで壁も涼しくなり、冬は暖房で壁も温まることを説明すると、子どもたちは素直に驚きや感動を表してくれました。やっぱり、こどもたちの素直な反応を見るのが一番うれしい瞬間です。
私が子どものころ、大工だった父の手伝いで、田んぼから土を取ってくる作業をしていました。父は「新築は土壁じゃないとつまらん!」とよく言っていましたが、それ以上の説明はなく、当時の私は土の良さなんて全く知りませんでした。しかし、自分が父と同じ大工の道を歩み、土について学び、その素晴らしさを知った今は、あの頃の自分と同じくらいの子どもたちにも、土の良さを伝えたい!と強く思っています。
今回、子どもたちが素直に話を聞いてくれる姿を見て、私もとても嬉しかったです。

制作を支えてくれた6年生の力
今回、私がもうひとつ嬉しかったことがあります。それは、この制作にあたって、たくさんの重たい荷物を3階まで運び込まなければならなかったときのことです。土は水を含んでいるので、見た目以上に本当に重たいんです。そんな中、6年生の子どもたちが次々と現れて、「一緒に運びます!」と声をかけてくれました。ひとつのバケツを2、3人で力を合わせ、3階まで一生懸命運んでくれる姿に、胸が熱くなりました。授業が終わって片付けをしているときも、先生に言われたわけでもなく、「運びます!」「どこに持っていけばいいですか?」と自然に声をかけてくれて。
もうすぐ中学生になる6年生。よく気がついて、素直で、本当にとっても素敵な子たちでした。この制作が、みんなにとってよい思い出のひとつになってくれたらいいなぁと思います。
